プロジェクト「よいち未来共創プロジェクト~エネルギーの自助と共助で創る安心」
この度、公益財団法人秋山記念生命科学振興財団のネットワーク形成事業助成を2025年~2027年の3年間の採択を受け本プロジェクトを本格的に進めることとなりました。
・プロジェクトの概要
本プロジェクトでは、一部のプラットフォームメンバーがこれまでに積み上げてきた省エネ・創エネに関するノウハウを広く地域住民と共有、学び合い、積雪地帯における
災害時にも安心を得られるレジリエンスな地域づくりを北海道余市町登地区にて行うことが目的です。
具体的には以下の3点の取り組みを行っています。
- 各家庭における電気エネルギーの自給により自助を高めること。
電気自給のための具体的な設備、費用、メンテナンス、廃棄方法等、高価な蓄電池の代替案
の検討を専門家との協働研究・実践をとおして積雪地帯における創エネ・省エネの情報整理を行います。 - 緊急時における誰もが利用可能なエネルギーの可視化及び防災関連情報の学習等をとおして、共助を高めること。
登地区内の各家庭が緊急時に提供可能な資源(例えば薪資源、井戸水など)を可視化した資源マップを作製します。また、地域住民とともに町の防災計画の学習や避難所の運営方法の確認や避難訓練を体験し、防災減災ネットワークづくりを進めます。 - 登地区のモデルを町内外に展開するために、情報収集と発信のツールを整備すること。
上記1.2.の内容を整理した冊子作成に加え、再エネ・省エネに関する市民の疑問に答えたりするような各分野の専門家によるプラットホームづくりを検討します。
プラットフォームメンバーはエネルギーの有識者や余市町民からなる17名です。
事務局:NPO法人北海道エコビレッジ推進プロジェクト(HEPP)
<具体的な取り組み>
HEPPのInstagramでも #よいち未来共創プロジェクト で発信中。
@hepp.y.ecocollege
- 2025年9月 近隣住民と登地区を歩きながら資源発掘
- 2025年9月 公開イベント「風と土とひかりの暮らし方研究会~太陽と自然のめぐみで整えるウェルビーイング~」
(イベント内容を見る)
- 2025年8月 キックオフミーティング
- 2025年6月 町外の気候変動に真っ向から取り組む団体スタッフに向けた研修。再生可能エネルギーの活用等の日々の暮らしでもできる具体的な実践のヒントを得た
- 2025年4月 HEPPが蓄電池として中古のEV自動車(リーフ)・パワーコンディショナーを購入。自動車と建物の接続に課題があるため、関係者と協議。
- 2023年4月~2025年3月
公益財団法人 秋山記念生命科学振興財団「アウトリーチ活動」
~持続可能な地域づくりを支えるコミュニティパワー~余市エネルギー自給プロジェクト
エネルギーに関する専門家との情報交換や、HEPPエネルギー自給100%に向けた具体的な取り組みを議論するネットワークの形成。余市町内外の方を対象にしたイベント実施。
<参考資料>

